レンタルサーバー

■サーバーは購入せずレンタルで
ドメイン取得後のサーバーの運用は、コストとの戦い。
イニシャルコストだけではなく、運用管理するための技術者が必要。
加えて、専用線の通信コストがランニングコストとなる。

回答:株式会社アクト 佐々木直人
日経ベンチャー* トップのための経営実務  書籍「社長のための経営百科2001年版(日経BP社)」より



サーバーは、ホームページの内容を保存したり、電子メールを送受信したりします。JPNICに登録したドメイン名をサーバーに設定し、インターネットに接続して初めて、会社独自のドメイン名を使うことができます。
 最近は、サーバーの価格が急激に安くなっており、最も安価なものは50万円程度で購入できます。しかし、ネットビジネスに力を入れる中小企業を除き、ほとんどの中小企業はわざわざサーバーを購入する必要はありません。
 サーバーが故障すると、ホームページは閲覧できませんし、電子メールの送受信もできなくなります。こうした事態を防ぐためにも、サーバーを購入すると、保守・点検する専門家を社内に配置しておかなければなりません。サーバーを管理できる社員が会社に在籍していなければ、専門家を新たに雇用する必要があります。
 ほとんどの中小企業にとって、サーバーを管理する担当者を配置する余裕はないのではないでしょうか。ですから、サーバーを自社で購入するのではなく、「ホスティ ングサービス」と呼ばれる業者を利用し、そのサーバーを借りることを私は勧めています。
 具体的には、ホスティングサービスのサーバーにホームページの内容を保存したり、電子メールを送受信したりするのです。つまり、サーバーの運営を一括してホスティングサービスにアウトソーシングするわけです。
 ホスティングサービスを利用する最大のメリットは、サーバーの保守・点検を業者に任せることができる点です。しかも、そのコストは、サーバーを管理する担当者を社内に配置するよりもはるかに安く済むのです。
 保守・点検の費用は、レンタル料金に含まれています。その料金は、サーバーの容量をどのくらい使用するかで異なってきますが、会社案内などをホームページに掲載するという使い方なら大した容量は必要ありませんから、一カ月当たり数千円にすぎません。
 ホスティングサービスのサーバーと会社のパソコンは、専用回線や電話回線で接続します。どちらで接続しても構いません。サーバーに接続するのは基本的に、ホームページの内容を更新する時と、電子メールを送受信する時です。頻繁に接続しないのなら、電話回線を選択してもいいでしょう。
 最近、ドメイン名は知的所有権の一つと考えられています。日本弁護士連合会と弁理士会が共同で運営する工業所有権仲裁センターは10月からドメイン名の紛争処理業務を始める予定です。また、通産省も今後、不正競争防止法を改正して、ドメイン名を商標と同じように保護する考えです。この機会に会社独自のドメイン名の登録をぜひ検討してください。
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